“KUTSUROGI”で、世界をつなぐ。
——100年先も、価値をともに創りつづけます。
CONNECT2030の始動
コメダグループは、地域の皆様から「なくてはならない店」と言っていただける場所を目指してまいりました。2026年に上場10周年、その先には創業60周年という大きな節目が控えています。この転換点を前に、私たちは新中期経営計画「CONNECT2030」を始動させました。
本計画のスローガンは、「“KUTSUROGI”で、人と地域と世界をつなぐ」です。CONNECT2030では、グループ1,400店舗体制を構築し、世界に挑みます。その達成への道筋は決して規模の拡大だけではありません。国内外の環境変化を踏まえ、店舗のあり方や事業ポートフォリオ、投資の考え方を見直しながら、事業基盤の強化と持続的な成長の実現を目指します。
「Kissaten」という誇りを、世界へ
私たちが提供しているのは、単なるコーヒーではありません。お客様一人ひとりが自分自身に戻れるくつろぎの時間そのものです。そしてそれは、人の手によってしか生み出せません。私たちは自らを「コーヒーチェーン」ではなく、日本独自の文化を継承する「日本一の喫茶店チェーン」だと考えています。
人が集い、時間を共有する価値は世界共通です。一方で、その在り方は、地域や文化によって異なります。だからこそ私たちは、型を押し付けることなく、その土地ならではの在り方を大切にしながら、世界各地に根差した「Kissaten」を広げていく。それが私たちの挑戦です。
強みは加盟店オーナー様との「共存共栄」
こうした挑戦をともに進めていくのが、加盟店オーナー様です。当社のフランチャイズモデルの特徴は、本部の求心力と、加盟店オーナー様の現場力とのバランスにあります。地域をよく知る加盟店オーナー様の現場力こそが、コメダの価値創出力の根幹です。人の手でしか生み出せない価値を守り、高めていくために、人財育成や働く環境の整備、DXやAIへの投資を進め、店舗がよりお客様と向き合える環境を整えてまいります。
サステナブル経営こそが成長戦略
CONNECT2030のスタートにあたり、私たちは経営の重要課題「マテリアリティ」を見直しました。そして「くつろぎをともに創る」「くつろぎを創る人を支える」「くつろぎの環境を守る」という三つのテーマに再編し、それぞれにKPIを設定しました。方向性を語るだけでなく、指標として明確にコミットすることが、サステナビリティを経営の中核に据える第一歩だと考えます。
私たちがサステナビリティを経営課題として捉えるのは、事業の構造上、避けて通れない課題であるためです。コーヒーを事業の中核とする私たちは、農業に由来する原材料を基点に、気候変動や生産国の社会課題とも密接につながるサプライチェーンの上に成り立っています。ブラジルでコーヒー農園の担い手が減少している現状や、国内で人手不足が経営制約として顕在化していることは、その象徴です。これらの課題に向き合うことが、結果としてお客様においしいコーヒーとくつろぎの時間をお届けし続けることにつながると確信しています。
日常を支えるインフラとして
コメダが目指しているのは、日々の暮らしの中で、必要なときに思い出してもらえる場所であり続けることです。人が集い、語らい、また一歩を踏み出せる。その何気ない瞬間を支え続けることこそが、“心にもっとくつろぎを”――私たちの使命です。
加盟店オーナー様をはじめ、すべてのステークホルダーの皆様とともに、世界へ、そして次世代へ“KUTSUROGI”をつないでまいります。